明治11年5月秋田県人木村藤吉、秋田の国太平山鎮座三吉神社の御分霊を豊平川東詰に奉斎、8日を祭日として武田萬水に託し遷座祭を執行するが、「この地所は火除地に接するを以て除宮すべし殊に参詣人を許さず」との達しがあり、翌明治12年4月渡島通121番地(現中央区南1条西8丁目)に遷座する。武田萬水高齢により札幌神社(現北海道神宮)禰宜若林嘉倫に依頼し、毎月8日に小祭を執行することとし、5月8日を例祭日とする。しかしこの日は雨が多いため、3代目宮司佐藤桂、大正13年に例祭日を5月15日に変更する。明治36年より例祭日に神輿市内を巡行するが、戦争のため昭和15年中止する。代わって昭和16年より子供みこしの巡行を行うが、交通事情によりこれも昭和37年に中止する。昭和52年社殿及び社務所を造営し、翌53年に百年記念大祭を執行する。昭和54年子供みこし復活、昭和60年には46年ぶりに神輿渡御が復活する。