明治17年、広島県からの移住者が多いことから、故郷の厳島神社と農耕の神の二柱を奉斎し、この地に祀られた。当時は札幌郡豊平町字西山通に鎮座し西山神社と称されていたが、明治36年、軍の要請により月寒地区に御神霊は奉遷され、月寒神社となった。しかし、地域住民の篤い信仰により厳島神社の名のもと、旧社殿を月寒神社の遙拝所として祭事は続けられ、昭和19年、地名を冠し、福住厳島神社として親しまれてきた。
以後、世帯数も増加し氏子数も増え続け、心の拠り所として愈々社運は隆昌し、平成4年、広島県厳島神社及び札幌市の伏見稲荷神社からそれぞれ御分霊をいただき、一社として存立することとなった。平成8年には、京都の北野天満宮より御分霊をいただき増祀した。
平成19年、宗教法人「福住厳島神社」として申請し、同年11月22日付にて宗教法人第14条の規程によって認証されました。